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身近な草花でドライフラワーを楽しむ

秋はドライフラワー作りに適した季節です。

公園で拾った木の実や、野山で見かけた野草をドライフラワーにして

おうちに飾ってみませんか。

身近にある花材

お花屋さんにある花もいいけれど、野山や公園にある野草や木の実で
ドライフラワーアレンジを楽しんでみませんか。

野草

ナチュラルスワッグアナベル④
道路脇や稲穂が色付いてきた田んぼの畦道を歩くと
草が勢いよく生い茂っています。
夏の暑さを乗り越えて もうひと頑張り!と
種や実をつける前の草花たち…
ネコジャラシ、カゼクサ、カヤツリソウ、
ヨモギも花がついてきて、ミズヒキの花も咲いてくるでしょうか。
ススキの花が見えてくると 誰もがもう秋かぁ〜と感じます。
 
葉形の変わったもの、種がついているもの、
かわいい花が咲いているもの、紅葉しているもの…(毛虫にはくれぐれもご注意!)
欲張って採集してドライフラワーにすると
あらあら、こんなになるのかと失敗だらけ。

野草はチリチリに小さくなりやすいです。
そして採取したタイミングによって
花や種がポロポロと落ちやすいです。
色もドライフラワーにしてから褪せやすいでしょうか。

と、難しい野草ドライフラワーですが、
色が褪せていくのはその時間が刻まれている証拠と考え、
また、採取するタイミングも勉強しながら自然を感じるのは
より大切な作品となるでしょう。
お花屋さんでは高価な花材が
意外にもいつもの散歩道にあるかもしれません。





木の実

木の実いろいろ
子どもがよくお散歩のお土産と言って
どんぐりやマツカサを持ってきたのが懐かしいです。
そのお土産、捨てるに捨てられず…何気に飾ってあります(笑)

そんな思い出の、街路樹の下や公園に転がっているマツカサやドングリ、
お店で売られていたアンバーバームやシダーローズが、この樹の種だったとは!
と発見しながらの木の実拾いはワクワクでしかありません。

何気ない樹木、低木の種殻が面白い花材になるので、
これからの実りの秋、楽しみです。

野菜!

ハロウィーンにおもちゃカボチャをアレンジするように
野菜もデザインに加えると、おもしろいですね。

私はオクラや トウモロコシの皮、
よく見かけるトウガラシなど使います。
フルーツのレモンやオレンジなども
輪切りにしてよく乾燥させて使います。


ドライフラワーで楽しむ

ススキ
秋はドライフラワーを作るには適した季節です。
湿度が低く、乾燥した風も通り、
思った以上に綺麗に色が残ったりします。

お散歩で摘んできた草花や
拾ってきた木の実を
ドライフラワーで長く楽しむコツをあげてみました。

ドライフラワーの作り方

草花は手軽に吊るして乾かします。
この時は大きな束で吊るさずに、2〜3本ほどで
広がるようにして束ね、吊るします。

場所は直射日光が当たらず、湿気の少ない所。
風もびゅうびゅう当たると散ってしまう原因なので
ある程度の風通しの良い場所がいいです。
私は暑い夏、車の後部座席やトランクに突っ張り棒をして
吊るして乾かしました。
3日もすると乾燥し、案外きれいに仕上がっています。
風通しはよくないので乾燥したら取り出します。

乾いたらドライフラワー用の硬化スプレーか、
私はヘアースプレーの無香タイプのをかけておきます。
ある程度の色褪せ防止や落下防止になります。


木の実は虫が中にいることもあるので
ある程度長い期間、広げてよくよく乾燥させます。
マツカサやアンバーバームなど、
煮沸消毒できるものはしてから、水気を切り、
広げて乾燥させます。


ドライフラワーにできたものは
密閉式の袋や衣装ケースに
除湿剤と一緒に入れて保管します。



ドライフラワーを長く楽しむために

香り付瓶詰め・レースフラワー②
ドライフラワーが苦手としているのは
日光と湿気、あと埃や虫です。

作品にして飾るところは
窓際だと日焼けして色落ちしてしまうので
なるべく避けたほうがいいでしょう。

トイレや洗面所など
水回りは湿気がこもりがちです。
カビが発生することもあるので
気をつけてください。


そしてどうしても長く飾っていると埃はついてしまいます。
気がついた時に毛ブラシで優しく払うか
透明ケースに入れて飾ったり
瓶詰めでアレンジしてみるのもいいでしょう。


虫も発生してしまうことがあります。
この時は残念ながら、寿命として処分しましょう。
ほろほろと崩れてきたら
これも思い切って処分し、次の作品作りを楽しんでください。

自然を身近に

足下の草花から 見上げる大木まで
自然を感じながら息をし、触れていると
癒しというギフトがいただけます。
自然を感じて、触れて、が難しい方に
作品を通して、自然を身近に感じ、
癒しをお届けできたらと思います。